カッコソウ(勝紅草)
世界中で、みどり市と桐生市との市境の鳴神山周辺のほんの一部のみにしか生息しない、レッドリスト絶滅危惧種CR(絶滅一歩手前)に分類されている貴重な植物。
さすがに山の一部が保護区として隔離されていて、監視員が期間中は常駐しているらしい。
今日まで一般公開されているとの話を聞いたので行ってみた。
大間々町小平の里を抜けてどんどん山の中へ入って行くんだけど、ところどころに「カッコソウ群生地」の看板があるので迷わずに行けた。
説明書きがあったので読むと、ほとんどが種子による繁殖は難しく、クローンのような方法での繁殖が多いらしい。

ヒイラギソウ(柊草)
遊歩道を歩いていると、柊草なる花が群生してた。
コレもレッドリスト絶滅危惧EN(CRよりも1ランク安心)に分類されているらしい。
なんか、崩落しそうな場所を好んで成育するんだそうです。

ウラシマソウ(浦島草)
浦島太郎が茎に寄っかかって釣り糸を垂れているみたいだからこの名がついたんだそうです。
性転換する植物として有名なんだそうで、パッと見はマムシグサ(蝮草)に似てるけど、開花部が地表に近く、先端から細長いツル状のものが垂れ下がり、それが釣り糸って見立てられているんだそうです。

クマガイソウ(熊谷草)
初めて見た・・・クマガイソウって言うらしいが、なんかヘン!
日本全国に分布しているらしいが、これもレッドリスト絶滅危惧種VU(ヒイラギソウより1ランク安心)指定されているらしい。

キエビネ(黄エビネ)
コレもレッドリスト絶滅危惧種ENなんだそうで、自然の株はホント珍しんだってことです。

ジエビネ(地エビネ)
レッドリスト絶滅危惧種VUに分類されているらしい。

地元の山にはレッドリスト対象の植物がイッパイあることを初めて知りました・・・ホント、地元なんだからもっと勉強しろって話だよね。
にしても、カッコソウってメチャクチャ貴重な植物なんだね。
世界中でここにしか生息しないって、どんだけ危機感ないんだよ。
PENTAX K-r+SIGMA DC 18-250mm F3.5-6.3 MACRO HSM