英バーミンガムのクイーン・エリザベス病院に勤務するベテラン外科医が患者2人の肝臓に自分のイニシャルを照射して刻印。このほど医籍登録が抹消される判断が下されたようだ。
前代未聞の事件が起きたのは2013年のこと。
サイモン・ブラムホール医師(57)は止血用の照射器具で臓器移植患者2人の肝臓に自分のイニシャルを刻んだ。患者の1人が刻印とは関係のない合併症を起こしたことで焼き印が見つかり、事実が明るみになった。
2017年の裁判では罰金1万ポンド(約160万円)が課せられ、2020年12月には5カ月の停職処分が言い渡されることに。しかし今月4日の再審理では「医師と患者の信頼関係を裏切る行為だった」として、医師の名簿から抹消されることが決まった。
「どちらの患者の肉体にも永久的なダメージは残らない」と裁判所は認めているものの、ブラムホール医師の行いが「患者の尊厳と自律性に対する重大な違反行為」なのは明白だろう。 患者の心に深い傷を負わせた彼は今後、医療行為に従事することはできない。
そういえば・・・昔のMacintoshの筐体の裏には、開発に携わったスタッフたちのサインが彫られてたなぁ・・・いい時代だったなぁ・・・まぁ、全然関係ないんだけどね。